転職したり、結婚したりしてたら、更新おろそかになってました…。


by spring-springer
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手紙

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親を早くに亡くした兄弟、直貴(山田孝之)の兄・剛志(玉山鉄二)は、頭のよい自慢の弟を大学に行かせたいがために、裕福な一人暮らしの老女の家に盗みに入った。お金を盗むだけのつもりだったが、突然帰ってきた、老女を誤って殺してしまう。そして、強盗殺人犯人として服役することになった。直貴は大学進学もあきらめ、工場で働く。夢は幼なじみの祐輔(尾上寛之)とお笑いでプロになることだったが、毎月刑務所から届く兄の手紙が彼を現実に引き戻す。そんな彼を食堂で働く由美子(沢尻エリカ)は惹かれてしまう。

先に、小説を読みました。
毎日新聞で連載されていたようです。

だいたい、原作がある映画というのは、原作がダメだったり、映画がダメだったりしますが、これは、両方良かったです。どちらも重く、真面目なテーマに対し真剣に向かい合っている気がします。

私はもちろん、どんな理由であれ殺人をすることは、許されるものではないと思っています。
もし、そのような罪を犯したのであれば、ちゃんと罰を受けるべきだと思います。
しかし、小説の結末を読んだ感想は、「直貴にも社会的、精神的な縁を切られてしまった剛志は、今後どのような人生を生き、出所したときどうやって生きていけばいいのだろう?」ということでした。

彼が罪を犯したのが22歳。15年刑だから、37歳で出所。
彼はどのようにして生きていくのか。
彼が罪を犯して、自由を奪われるということだけが、罰ではなく、
彼の大切な家族が社会的な差別を受ける罰。
そして、その家族からも縁を切られてしまうと言う罰。

多分、犯した罪を償うことは一生かけてするものかもしれません。
きれいごとかもしれませんが、やり直しがきく社会でありたいと思うのです。

その点、映画のラストの方が救いがあったように思います。

直貴の夢が、映画ではお笑い芸人、原作ではミュージシャンになっています。
お笑い芸人にしたことが、映画のラストでものすごく活きてきました。
途中、余計な音楽がほとんど使われていないので、ラストの小田和正の「言葉にできない」と
彼のお笑いステージで涙が止まりませんでした。

そうそう、沢尻エリカは、最初のほとんどすっぴんの食堂のお姉ちゃんの時のが可愛かったです。都会に出てきて垢抜けていく設定なのですが、なんとなく、ヤンキー風に見えてしまい、最初の方が可愛かったな~。と。演技は良かったのですが。

あとは、玉山鉄二がよかったです!
なんかアクションヒーローの二枚目のイメージが強かったのですが、
新境地をひらきましたね。最後の手を合わせて鼻水、涙を流すシーンは今でも目に浮かびます。
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by spring-springer | 2006-11-04 15:51 | 映画欲