転職したり、結婚したりしてたら、更新おろそかになってました…。


by spring-springer
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2006年 05月 16日 ( 1 )

a0025035_1353479.jpg友達が、とってもオススメしているので読んでみました。

「道草」は、ホームレスに憧れホームレスになるサラリーマンの話。
「拝啓、僕のアイドル様」は、アイドルの追っかけのオタクの話。
「ピンボケな私」は、好きな男の子に騙されてしまう、フリーターの話。
「Over run」は多重債務者の男が振り込め詐欺を働く話。
「鳴き砂を歩く犬」は、売れないお笑い芸人の話。

の5編からなります。

私が期待しすぎたのか、確かに面白いとは思うけど、
お笑い芸人「劇団ひとり」だから売れたような気がします。
お笑いの人が予想以上に面白い小説を書いたけれども、本職の作家の域には達していない感じ。

その理由を考えてみたけれども、多分本人も言っているようにネタ帳から出たアイディアなので、どうしても不自然な感じがしてしまうのです。もちろん小説は作り話でOKなんだけど、ネタというかオチのために話を盛り上げている感じ。5編にちょっとづつ関連のある人物が登場するようになっているのも、ちょっとこじつけっぽいところが・・・。こういうのを描くのなら、やっぱ山田詠美さんとかがうまいと思います。

ところどころ、光るアイディアはあるんだけど、なんとなく本当の不幸ではなく、あくまでもプチ不幸な感じ。今の時代の雰囲気だから、本当のどん底の不幸というよりは、なんとなくリアリティのない不幸なのか、この登場人物たちの性格が楽観的なのか、あくまでも不幸がプチ不幸なところが、この本の面白さとだめな部分との諸刃の剣になってる気がします。
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by spring-springer | 2006-05-16 15:38 | 読書欲